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ふうせんの会シンポジウム 開催のご報告

ふうせんの会シンポジウム 開催のご報告

活動報告

シンポジウム ヤングケアラーが「いきる」社会をつくる を開催いたしました!

2月13日(月)枚方市総合文化芸術センター関西医大小ホールにて、当会主催(枚方市共催)シンポジウム「ヤングケアラーが[『いきる』社会を作る」」を行いました。

当日朝は、あいにくの雨でしたが、開場前には雨も止んで、天気も私たちに味方をしてくれた中での開催となりました。

当会がシンポジウムを開催することは初めての試みであり、平日日中開催のでもありましたが、会場とオンライン参加併せて230名ほどの方がご参加くださいました。



当日は、開催に先立ちプレイベントとして、当会の当事者メンバーよりケア時の思い出の歌を披露。温かな雰囲気の中でシンポジウムがスタートしました。

シンポジウムでは、前半に、当会の代表理事である大阪歯科大学教授の濱島淑恵より、ヤングケラーに関する概説と当会の活動について、調査結果などを織り交ぜながら、ヤングケアラーがただ可哀そうな存在なのではなく、ケア経験に誇りがあることを市民の方にわかりやすくお話させて頂きました。

後半に入る前の休憩の際には、今回会場での写真撮影にもご協力頂きましたフォトグラファー・ビデオグラファーであるSUBAL様に作成頂いた当会の紹介動画を初公開。

後半では、当会の当事者メンバーの清﨑鈴乃から当事者会の意義を報告。現場でヤングケアラー支援に携わっておられる、株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの河端久徳様、枚方市社会福祉協議会の松下友紀様、そして、スクールソーシャルワーカーの黒光さおり様にご登壇頂き、それぞれの現場での活動内容をご報告いただきました。その後、後半の登壇者の皆さまとパネルディスカッションを行い、当シンポジウムのテーマである「ヤングケアラーが『いきる』社会をつくる」について熱く語り合いました。また、事前に募っていたアンケートに対してのお答えもいただき、内容の濃いシンポジウムとなりました。

当日は、会場ホワイエでも当会の活動や想い、当事者の声を参加者の皆様に知っていただける工夫をこらした展示も設置。

当会オリジナルのパネルの展示や、シンポジウムの最初から最後までを舞台上で「グラフィックレコーディング」という、図と文字で模造紙などに記録する手法を三宅正太様に行っていただき、閉演後にはホワイエにて展示を行いました。色鮮やかに、見事にまとめ描かれた図を観て、多くの参加者の方が感嘆の声を漏らされていました。

開催するにあたり、これだけ多くの方が関わるイベントが初めてであり、ワクワクする気持ちと同時に不安も感じておりました。ですが、ご参加いただきました多くの方から、「当事者の声を聴くことの重要性を実感しました」との感想をいただき、当事者の声を届けていく必要性を実感する会となりました。これもひとえに各方面からご協力、ご支援のおかげと、心より感謝しております。

最後になりますが、広報に関してご協力下さいました、関係団体の皆さま、当日撮影にご協力いただきましたSUBAL様、美味しいお弁当を作ってくださったNPO法人happiness様、オンライン対応をしていただきましたNPOの悉皆屋くるみ屋様、プレイベントでピアノ伴奏をしていただきました吉川恭子様、受付などで素敵な笑顔で対応下さった京都光華女子大学健康科学部医療福祉学科社会福祉専攻学生の皆さま、大阪歯科大学医療保健学部口腔工学科学生の皆さま、ご協力くださりありがとうございました。

そして何より、今回シンポジウムにご参加してくださいました、多くの市民の皆様のご協力なしでは、盛会のうちに終えることはできませんでした。心よりお礼申し上げます。

今後とも、「ヤングケアラーが『いきる』社会をつくる」ために活動をしていく所存です。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!

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